2009年7月 7日

梅雨から秋雨への移行

オホーツク海気団と小笠原気団のせめぎ合う中で北上する梅雨前線は、平年で8月上旬ごろには中国の華北地方?朝鮮半島北部?北海道付近にまで達し、勢力が弱まって次第に消滅する。そして日本付近は小笠原気団からなる太平洋高気圧、中国大陸は揚子江気団からなる停滞性の高気圧に覆われ、東アジアのほぼ全域で本格的な夏が続く。

一方8月ごろには、偏西風の強い部分(ジェット気流)が中国北部付近からオホーツク海付近にかけての地域に北上し、流れも弱くなる。しかし、8月半ばを過ぎるころには、次第に偏西風が南下を始め、秋の空気もそれに伴って南下してくるようになる。

8月中旬から9月上旬ごろになると、太平洋高気圧が日本列島から離れたり近づいたりを繰り返すようになる。また、夏の間周りよりも相対的に気圧が低かった大陸の気圧が上がり始め、移動性高気圧やシベリア高気圧が勢いを増してくる。太平洋高気圧が離れたときには、そこに偏西風が入り込んで移動性高気圧と低気圧が交互にやってきて、晴れと雨が繰り返すような天気が訪れるようになる。このような天気が次第に増え始め、晴れ続きの夏の天気の間に雨がやってくるようになる。

これが秋雨の始まりである。早いときには8月中旬、普通は8月下旬から9月上旬ごろに寒冷前線が南下・東進するようになる。このような天気を経て、次第に低気圧とともに前線が発生し、停滞するようになる。



9月中旬から下旬ごろになると、寒冷前線が停滞前線に変わり、停滞するようになる。停滞する期間は長くて数日間で、あまり長続きはしない。天気は周期的に変わることもあるが、全国的にぐずついた天気が多くなる。

10月になると、太平洋高気圧は日本の東から小笠原諸島にかけての海上に完全に後退する。秋雨前線の停滞はまだ続くが、偏西風が日本の上空に南下してくるので、ジェット気流が高気圧や低気圧を押し流すことで天気が移り変わりやすくなり、晴れも増えてくる。

10月中旬から下旬になると、秋雨前線は日本の東海上に抜け、途切れ途切れになって弱まる。

このころには、日本列島付近を移動性高気圧と低気圧が交互に通過し、からっとした晴れと雨が交互に訪れる、典型的な秋の天気となる。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

秋雨前線の南下から消滅までについても調べてみました。

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